次回公演情報≫劇団月光月光斜2008年度新入生歓迎公演『風蕭蕭として』:音響専属参加★日時;5月15日、16日、17日★場所;学生会館小ホール
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紫水は小さい頃から本が大好きでした。幼稚園の頃に一番お気に入りだったのは、かこさとしさんの「こわやおそろしおにやかた」。桃太郎と柿次郎と梨三郎がでてくる鬼退治のお話でした。最近は全く読んだことがないので、詳しい内容については覚えてませんが、面白かったことだけは強く印象に残ってます。あとは「三匹のヤギのがらがらどん」とか「バーバパパシリーズ」をみてた気がします。あ、「おたまじゃくしのひゃくいっちゃん」も好きだったなぁ(作:かこさとし)ww
小学校にあがってからはもの凄く読みましたね。夏休みに60冊とかww 一日に2冊くらいのペースで読んでたことになります。確かこの記録は小学校一年生だったですねww 小学校に入って初めて借りた本が「宝島」で、紫水は低学年の間、何回もこの本を読みましたww 高学年の頃から赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズに手を付け始め、江戸川乱歩の怪人20面相シリーズは読破しました。アルセーヌ・ルパンのシリーズも読みましたね。ただコレは一巻の「奇岩城」はよかったのですが、他はあんまりぴんとこなくて20巻ちょいまで読んでやめた気がします。他には青い鳥文庫の「いちご」とか「青い天使」も好きだったですね。
んで、中学にあがってはまったのが中国物の小説。金庸という作家の「射鳥英雄伝」に始まり、色々読みました。中国物は単純に面白いですww 田中芳樹さんの「創竜伝」も読みましたね~。あとは中三の時に、図書室で偶然見つけた「バッテリー」に魅了されました。そう、最近話題になった『バッテリー』(作:あさのあつこ)です。なんか時代を先読みしてたみたいで、ちょっと嬉しかったり★ 他には「たつみや章」という作家さんの作品も気に入って読みました。あの日本古来の神話ちっくな話が好きです。たしか一巻の題名は『月神の統べる森で』。神様がすべてのものに宿っているという考えを持っていた時代が描かれています。あとは「森絵都」さんの作品にはまりまくりました。『DIVE!』とか『リズム』とかww あげ始めたらきりが無いですww それと小野不由美さんの『十二国記』★ 紫水は全巻持ってますww
高校時代はそんなに本を読む余裕がなかったのですが、割とよみました。西尾維新さんの「戯言シリーズ」は部活の先輩から借りたのがきっかけで好きになりましたね。今、自分で買い集めてます。いーちゃんの戯言っぷりがたまりません。個人的にはあの人類最強の請負人が大好きです★ 後は「キーリ」っ!!!!!!! キーリはいい子です。読んでて癒されます。これも今、買い集めてますね。そんでもって、一番はまったのが『デルフィニア戦記』。むっちゃ面白いです、コレ。ファンタジーなんですが、ぶっちゃけハリポなんかよりよっぽど面白いです。長編なんですが、実は紫水は長編物が好きだったりするので全然問題なかったです(ただし、『ロード・オブ・ザ・リング』は滅茶苦茶つまらなかったので二巻の頭で止めました)。キャラクターが魅力的すぎるんですよねww これもそのうち買い集める予定ですww
……と、まぁこんな感じで現在に至るわけですが、ここに書ききれないほど本を読んで育ってきたんですね、紫水は。だけどそれと同じくらい漫画も読んできました。一番好きな漫画家はCLAMPですが、結構オールマイティに読みます。「鋼錬」(←まだ途中)「スパイラル」「東京アンダーグラウンド」(←これは途中まで)「よろずや東海道本舗」「エデンへおいで」「ゴッドチャイルド」「あひるの空」(←まだ途中)「ひぐらしの鳴く頃に」(←3冊くらい)「ドラゴンボイス」「ジョジョ」(三部の途中まで)「のだめ」「銀色のハーモニー」「耳をすませば」……などなどなど。途中までしか読めてないのとか含めると結構あったりしますね(汗)。基本的に「なかよし」を読んで育った子なので、「りぼん」系統の漫画はあまり読みませんでした。あ、でも種村有菜さんの漫画は時々読んでたかも。
そんなかんじで本と同じくらい漫画をよんで育ったのですが、親に漫画を読んで怒られた記憶はありません。でも紫水の妹1と妹2はよく怒られてました。妹達に言わせると「なんで紫水は怒られないのに自分たちは怒られるんだ!!!」らしいですが、母親に言わせると「それ以上(つまり読んでる漫画以上)に本を読んでるからいいの」だそうですww 滅茶苦茶な理由ですね。まぁ、確かに高校受験の時に母親が「図書館禁止令」(←図書館に行くの禁止)を出したのは紫水だけでしたね(汗)。
そんなどうでもいいことをつらつらと語ってみた今日この頃ww
小学校にあがってからはもの凄く読みましたね。夏休みに60冊とかww 一日に2冊くらいのペースで読んでたことになります。確かこの記録は小学校一年生だったですねww 小学校に入って初めて借りた本が「宝島」で、紫水は低学年の間、何回もこの本を読みましたww 高学年の頃から赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズに手を付け始め、江戸川乱歩の怪人20面相シリーズは読破しました。アルセーヌ・ルパンのシリーズも読みましたね。ただコレは一巻の「奇岩城」はよかったのですが、他はあんまりぴんとこなくて20巻ちょいまで読んでやめた気がします。他には青い鳥文庫の「いちご」とか「青い天使」も好きだったですね。
んで、中学にあがってはまったのが中国物の小説。金庸という作家の「射鳥英雄伝」に始まり、色々読みました。中国物は単純に面白いですww 田中芳樹さんの「創竜伝」も読みましたね~。あとは中三の時に、図書室で偶然見つけた「バッテリー」に魅了されました。そう、最近話題になった『バッテリー』(作:あさのあつこ)です。なんか時代を先読みしてたみたいで、ちょっと嬉しかったり★ 他には「たつみや章」という作家さんの作品も気に入って読みました。あの日本古来の神話ちっくな話が好きです。たしか一巻の題名は『月神の統べる森で』。神様がすべてのものに宿っているという考えを持っていた時代が描かれています。あとは「森絵都」さんの作品にはまりまくりました。『DIVE!』とか『リズム』とかww あげ始めたらきりが無いですww それと小野不由美さんの『十二国記』★ 紫水は全巻持ってますww
高校時代はそんなに本を読む余裕がなかったのですが、割とよみました。西尾維新さんの「戯言シリーズ」は部活の先輩から借りたのがきっかけで好きになりましたね。今、自分で買い集めてます。いーちゃんの戯言っぷりがたまりません。個人的にはあの人類最強の請負人が大好きです★ 後は「キーリ」っ!!!!!!! キーリはいい子です。読んでて癒されます。これも今、買い集めてますね。そんでもって、一番はまったのが『デルフィニア戦記』。むっちゃ面白いです、コレ。ファンタジーなんですが、ぶっちゃけハリポなんかよりよっぽど面白いです。長編なんですが、実は紫水は長編物が好きだったりするので全然問題なかったです(ただし、『ロード・オブ・ザ・リング』は滅茶苦茶つまらなかったので二巻の頭で止めました)。キャラクターが魅力的すぎるんですよねww これもそのうち買い集める予定ですww
……と、まぁこんな感じで現在に至るわけですが、ここに書ききれないほど本を読んで育ってきたんですね、紫水は。だけどそれと同じくらい漫画も読んできました。一番好きな漫画家はCLAMPですが、結構オールマイティに読みます。「鋼錬」(←まだ途中)「スパイラル」「東京アンダーグラウンド」(←これは途中まで)「よろずや東海道本舗」「エデンへおいで」「ゴッドチャイルド」「あひるの空」(←まだ途中)「ひぐらしの鳴く頃に」(←3冊くらい)「ドラゴンボイス」「ジョジョ」(三部の途中まで)「のだめ」「銀色のハーモニー」「耳をすませば」……などなどなど。途中までしか読めてないのとか含めると結構あったりしますね(汗)。基本的に「なかよし」を読んで育った子なので、「りぼん」系統の漫画はあまり読みませんでした。あ、でも種村有菜さんの漫画は時々読んでたかも。
そんなかんじで本と同じくらい漫画をよんで育ったのですが、親に漫画を読んで怒られた記憶はありません。でも紫水の妹1と妹2はよく怒られてました。妹達に言わせると「なんで紫水は怒られないのに自分たちは怒られるんだ!!!」らしいですが、母親に言わせると「それ以上(つまり読んでる漫画以上)に本を読んでるからいいの」だそうですww 滅茶苦茶な理由ですね。まぁ、確かに高校受験の時に母親が「図書館禁止令」(←図書館に行くの禁止)を出したのは紫水だけでしたね(汗)。
そんなどうでもいいことをつらつらと語ってみた今日この頃ww
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いやぁ、お酒って久しぶりに飲むとちょっと怖いですねww 実は昨日の夜「新入斜員の親睦会」と称してHS宅で飲み会(?)がありました。紫水はシンルチュウを持っていきましたww 甘いお酒って結構好きなんです。なにで割って飲もうか考えてたら、一緒に買い物をしていたSSがオレンジジュースを買ってたのでそれで割りました。美味しかったデス★ 紫水はお酒にそこまで強くないと思ってます。だって紫水の父親が滅茶苦茶弱いから。母親はザルなんですが、いかんせん紫水は父親似なんで、恐らく弱いと思われます。まぁ、実際限界まで飲んだことはないので解りませんが(汗)。否、飲みたいとも思いませんけどね。
さて、親睦会は7時半ころ始まって、8時すぎに怪物KTがやってきて嵐が起こり、なんかKTの恋話でめっちゃ盛り上がった記憶があります(笑)。そのあたりで何故か紫水はシンルチュウを割って飲むのをやめて、ほぼロックで飲んでた気がします。確か理由としてはオレンジジュースが残り少なくなってきたからだと思うんですけどね。ちょっぴしジュースで割ってましたが、ほとんどロック状態でした(笑)。
そんな軽く酔い始めた時にやってきた一通のメール。先週にモーニングコールしてくれた子から、課題についてのメールでした。まず紫水はその課題を思い出すのに一苦労し(だって紫水は前期にとってたんです)、ハイテンションで返し、フランス語で返された「ありがとう」という言葉に「阿呆ぅ。なんでフランス語なのよ」と文句をいい、「その言葉そっくりそのまま貴様に返す」という返信に笑い、なんかテンションが上がって(恐らくカーターの恋話が最高潮だった気がする)恋話をいきなりメールでふったりしました(没)。……ごめんなさい。紫水はこういう救いようの無い子です(銃声)。その子には朝になって謝罪のメールを送りました。「まさか昨日のメールは覚えてないとか?」という意地悪な返信が来ました。……まさかそんなことないでしょう。30%くらいしか酔ってなかった(と思う)ので軽く記憶はあったんですよね。しかもメールだからしっかり記録が残ってるし!!!!!!!!
あ~ぁ。久しぶりにお酒を飲むと、怖いです。←ロックを飲まなきゃ良かっただけの話。
さて、親睦会は7時半ころ始まって、8時すぎに怪物KTがやってきて嵐が起こり、なんかKTの恋話でめっちゃ盛り上がった記憶があります(笑)。そのあたりで何故か紫水はシンルチュウを割って飲むのをやめて、ほぼロックで飲んでた気がします。確か理由としてはオレンジジュースが残り少なくなってきたからだと思うんですけどね。ちょっぴしジュースで割ってましたが、ほとんどロック状態でした(笑)。
そんな軽く酔い始めた時にやってきた一通のメール。先週にモーニングコールしてくれた子から、課題についてのメールでした。まず紫水はその課題を思い出すのに一苦労し(だって紫水は前期にとってたんです)、ハイテンションで返し、フランス語で返された「ありがとう」という言葉に「阿呆ぅ。なんでフランス語なのよ」と文句をいい、「その言葉そっくりそのまま貴様に返す」という返信に笑い、なんかテンションが上がって(恐らくカーターの恋話が最高潮だった気がする)恋話をいきなりメールでふったりしました(没)。……ごめんなさい。紫水はこういう救いようの無い子です(銃声)。その子には朝になって謝罪のメールを送りました。「まさか昨日のメールは覚えてないとか?」という意地悪な返信が来ました。……まさかそんなことないでしょう。30%くらいしか酔ってなかった(と思う)ので軽く記憶はあったんですよね。しかもメールだからしっかり記録が残ってるし!!!!!!!!
あ~ぁ。久しぶりにお酒を飲むと、怖いです。←ロックを飲まなきゃ良かっただけの話。
天職、それはその人の才能がフルに生かされる職業。
小さい頃から、よく「将来の夢は?」と聞かれて返答に困った覚えがない。あるときは「本を書く人になりたい」と答え、小学生高学年の時は「ルポライターになりたい」と答えた。中学生のころもそんな感じで、結局紫水は「何かを書く仕事」に就きたかった。「将来の夢」を聞かれると馬鹿の一つ覚えみたいにいつもそんな返答をしていた。
でもコレは過去形。
紫水が自分の生き方の癖に気付くきっかけは高校受験の面接の時。そして自覚したのが高校時代。
「天職」という言葉を辞書でひいてみた。『天から授かった(神聖な)職業』だそうだ。紫水の場合は神聖でもなんでも全然無いと思う。だけど向いているのかもしれないと思う職業はある。紫水がこの先大学を卒業して仕事がなかったら、間違いなくその職業につく可能性が高い。確率を単純に数字にするなら80%くらい(笑)。
騙されるのは癪。でも騙すのは何ともない。紫水は意識的にも無意識にも人を騙す。時にはハッタリもかます。もしかしたら紫水は自分の危機を三分の一は騙しとハッタリで切り抜けてきたかもしれない。そのくらい、人を騙す。平気でハッタリをかます。多分それは月並みにいうと紫水が口先三寸なのとある意味度胸がすわってるから。もっと言ってしまうと、紫水が単純に怖いもの知らずの大馬鹿だから。だからきっと紫水の天職は「人を騙す仕事」。でも別に意識的に騙そうという事は今まであんまりなかったから、天職ともすこし言い方が違うのかもしれない。
そんなしょうもないことを考えた土曜日の夜。ふむ、こんな事を考えたのもお酒がちょっとはいってる所為かな。
小さい頃から、よく「将来の夢は?」と聞かれて返答に困った覚えがない。あるときは「本を書く人になりたい」と答え、小学生高学年の時は「ルポライターになりたい」と答えた。中学生のころもそんな感じで、結局紫水は「何かを書く仕事」に就きたかった。「将来の夢」を聞かれると馬鹿の一つ覚えみたいにいつもそんな返答をしていた。
でもコレは過去形。
紫水が自分の生き方の癖に気付くきっかけは高校受験の面接の時。そして自覚したのが高校時代。
「天職」という言葉を辞書でひいてみた。『天から授かった(神聖な)職業』だそうだ。紫水の場合は神聖でもなんでも全然無いと思う。だけど向いているのかもしれないと思う職業はある。紫水がこの先大学を卒業して仕事がなかったら、間違いなくその職業につく可能性が高い。確率を単純に数字にするなら80%くらい(笑)。
騙されるのは癪。でも騙すのは何ともない。紫水は意識的にも無意識にも人を騙す。時にはハッタリもかます。もしかしたら紫水は自分の危機を三分の一は騙しとハッタリで切り抜けてきたかもしれない。そのくらい、人を騙す。平気でハッタリをかます。多分それは月並みにいうと紫水が口先三寸なのとある意味度胸がすわってるから。もっと言ってしまうと、紫水が単純に怖いもの知らずの大馬鹿だから。だからきっと紫水の天職は「人を騙す仕事」。でも別に意識的に騙そうという事は今まであんまりなかったから、天職ともすこし言い方が違うのかもしれない。
そんなしょうもないことを考えた土曜日の夜。ふむ、こんな事を考えたのもお酒がちょっとはいってる所為かな。
紫水は秋が大好きです★ なんていったって柿っ!!!!!!!!!!!! ビタミン豊富だし、あまくて美味しいし、紫水は柿が大好きです。ちなみに栗にはそこまでときめきません。秋刀魚も……正直どうでもいいですね。年中通してオールマイティーで好きなのは林檎ww 春は何食べても美味しいし、夏は寒天とかが好きです。もうすぐ林檎の季節だなぁ、安く買えるなぁ、とわくわくしてるのですが、一つ残念なことが……。何で京都ってこんなに寒いのでしょうか←静岡育ち。静岡の秋はこんなに寒くなかったのに!!!!!!! むしろこの寒さは11月下旬でしょう!!!!!!! まだ中旬だよぉ~~(泣)。
冬の京都が恐ろしい紫水です。
冬の京都が恐ろしい紫水です。
今日のT本先生の授業は井伏鱒二の『山椒魚』について。前回からの継続で、今日も作品分析とかしました。紫水はどこかでこの『山椒魚』を読んだような記憶があります。……教科書に載っていたのですかね???
さて、改めてこの作品を読んでみるともの凄く深い事が解りました。それに先生の解説が加わって、なんかもう感心というか共感と言うか納得することばかりww 井伏鱒二さんって原爆の事をかいた『黒い雨』で有名ですよね。ここで『山椒魚』を読んだこと無い人のために、軽く作品解説しますww
『山椒魚』っていうのは山椒魚が主人公です。彼はあるとき自分が太って岩屋(自分の家)から出られなくなってることに気づくんです。馬鹿ですね~。んで、「嗚呼、どうしよう」とか悲しんで、岩屋からの景色とか観察しはじめます。最終的に彼はだんだん狂っていって、しまいに岩屋に迷い込んできた一匹の蛙を自分と同じように岩屋にとじこめるんです。んで、蛙と「馬鹿」と言い合いながら二年そのまま生き、しまいにゃ和解して死んでいくという話です。
めっちゃ端的ですね。まあ、いいか。
山椒魚の感情っていうのが「笑」と「悲しみ」が主なんですよね。笑いっていっても「嘲笑」とかです。凄く山椒魚が人間臭くて、なんか共感しました。ちなみに『山椒魚』は1985年に大幅改訂されてます。蛙と山椒魚が和解しないまま物語は終わってしまうんです。罵り合って、そんで終わり。なんで改訂されたのかっていうのは、やっぱり大きな問題で、でもそれは井伏さんの考えが変わったからなんだなぁと仕方なく思います。『山椒魚』のラストで、二匹は和解しますが、これは「死を直前にしたら人間はもしかしたら優しくなれるのかもしれない」という井伏さんの思いがこめられていたのではないかと、先生は解説しました。だからきっと「人間は所詮は優しくはなれない」と井伏さんは思ったのでしょう。『山椒魚』はもともと戦前の作品でした。井伏さんは広島の出身です。おそらく井伏さんがそう思い直したのに原爆とか第二次世界大戦が関わっていることは否定できないでしょう。近代的エゴイズムが描かれた『山椒魚』は確かに大幅改訂される前のほうが作品としては良い出来だったと紫水は思います。だけど大幅改訂は「作家としての井伏鱒二が自分の思想を表現する本当の作家であり続ける」ためには不可欠だったのだろうと紫水は考えているのでありました。
さて、改めてこの作品を読んでみるともの凄く深い事が解りました。それに先生の解説が加わって、なんかもう感心というか共感と言うか納得することばかりww 井伏鱒二さんって原爆の事をかいた『黒い雨』で有名ですよね。ここで『山椒魚』を読んだこと無い人のために、軽く作品解説しますww
『山椒魚』っていうのは山椒魚が主人公です。彼はあるとき自分が太って岩屋(自分の家)から出られなくなってることに気づくんです。馬鹿ですね~。んで、「嗚呼、どうしよう」とか悲しんで、岩屋からの景色とか観察しはじめます。最終的に彼はだんだん狂っていって、しまいに岩屋に迷い込んできた一匹の蛙を自分と同じように岩屋にとじこめるんです。んで、蛙と「馬鹿」と言い合いながら二年そのまま生き、しまいにゃ和解して死んでいくという話です。
めっちゃ端的ですね。まあ、いいか。
山椒魚の感情っていうのが「笑」と「悲しみ」が主なんですよね。笑いっていっても「嘲笑」とかです。凄く山椒魚が人間臭くて、なんか共感しました。ちなみに『山椒魚』は1985年に大幅改訂されてます。蛙と山椒魚が和解しないまま物語は終わってしまうんです。罵り合って、そんで終わり。なんで改訂されたのかっていうのは、やっぱり大きな問題で、でもそれは井伏さんの考えが変わったからなんだなぁと仕方なく思います。『山椒魚』のラストで、二匹は和解しますが、これは「死を直前にしたら人間はもしかしたら優しくなれるのかもしれない」という井伏さんの思いがこめられていたのではないかと、先生は解説しました。だからきっと「人間は所詮は優しくはなれない」と井伏さんは思ったのでしょう。『山椒魚』はもともと戦前の作品でした。井伏さんは広島の出身です。おそらく井伏さんがそう思い直したのに原爆とか第二次世界大戦が関わっていることは否定できないでしょう。近代的エゴイズムが描かれた『山椒魚』は確かに大幅改訂される前のほうが作品としては良い出来だったと紫水は思います。だけど大幅改訂は「作家としての井伏鱒二が自分の思想を表現する本当の作家であり続ける」ためには不可欠だったのだろうと紫水は考えているのでありました。
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リンク
紫水の活動記録★
2007年度夏公演『叙事詩』≫佐藤権左衛門役、音響効果 2007年度卒業公演『祗園精舎の鐘調べ』≫梶原氏役、音響効果 2007年度プロデュース公演『ポプコーンの降る街』≫演出、音響効果
プロフィール
HN:
シスイ カオル
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1988/10/17
趣味:
お芝居☆
自己紹介:
劇団月光斜に所属する紫水馨(シスイ カオル)です★高校時代に属してた演劇部は略してニラエン!!!!!紫水のブログ頻出単語ですww そんなニラエンと雰囲気が似てる月光斜で毎日頑張ってます★ちっちゃくたって、負けないもん♪
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